「グリーンマークって具体的にどういう意味があるの?」
「グリーンマークが付いている商品はどんなの?」
グリーンマークは環境マークの一種ですが、具体的な意味などについては知らない人も多いです。

言葉としては聞きなじみがない方も、マークは見覚えがあるということもあるかもしれません。

今回はグリーンマークが意味することやグリーンマークが付いている商品などをご紹介していきます。

グリーンマークの意味とは?基礎情報や使用基準

グリーンマークは1981年5月に制定された環境マークのひとつで、主に古紙利用製品に表示されています。

古紙の利用率を上げて、紙をリサイクルすることを促進するためにも欠かせないマークです。紙は木を原料にしており、製造過程では大量の水も使用されます。また、CO2の排出なども問題視されており、古紙のリサイクルが重要視されてきています。

詳しくはコチラの記事で書いているので、併せて読んでみてください。
→3月公開予定

グリーンマークが意味することと目的

グリーンマークが意味することは、古紙を利用した製品であるかどうかというところ。

具体的には原則、古紙を40%以上原料に利用した製品を指しています。この割合は製品によって変動することがあり、トイレットペーパーなどでは100%の利用率が必要となります。

グリーンマークが制定された目的としては、紙のリサイクルの推進や環境の緑化です。最近では紙製品だけに留まらず、断熱材にも使用されるセルロースファイバーなども含まれるようになりました。

グリーンマークを使用するための基準

グリーンマークを使用するための基準としては、前述したように古紙を40%以上利用して作られた製品であることです。

トイレットペーパーやティッシュに関しては100%、新聞紙やコピー用紙に関しては50%以上の利用率が求められます。また、このほかの製品に関しても、一部独自の肺臓基準が設けられています。

古紙の利用率をクリアしたうえで、グリーンマークを発行しているところに申請をすれば基本的には問題なく使用することができます。

グリーンマークの申請方法

グリーンマークを発行しているのは古紙再生促進センターというところです。古紙の利用率をクリアしていることを前提として、古紙再生利用センターに「グリーンマーク表示承認申請等様式」にて申請書を作成します。

注意点などもあるため、読んでから申請するとスムーズです。申請書は基本的に郵送をしますが、その前に担当者へのメールも必要になるため、忘れずに行うようにしてください。

グリーンマークによる古紙利用率への貢献

グリーンマークは古紙利用率を上げるために制定されましたが、実際にどのくらい貢献をしているのでしょうか。

グリーンマークが制定された当初の古紙利用率は34%。それから徐々に古紙利用率は上がっていき、現在では約65%ほどまで伸びてきています。

単純に古紙を利用した製品が増えたということはもちろんですが、一人ひとりがしっかりと分別をすることで品質の高い古紙を維持しています。また、日本国内で消費しきれない古紙に関しては、海外へ輸出をして世界的に古紙の利用率を上げることに貢献しています。

日本の古紙回収率は80%以上で、世界的にも高い水準を維持していると言えるでしょう。

グリーンマークが付いている商品例

グリーンマークが付いている商品は数多くあり、日常的に使用しているものも沢山あります。

たとえば、以下のような商品にグリーンマークが付いています。

  •  ノート
  •  トイレットペーパー
  •  ティッシュペーパー
  •  コピー用紙
  •  新聞紙

上記のほかにも前述したセルロースファイバーや商品の包装に使われる段ボールなどにもグリーンマークは付いています。こういった紙箱などは、古紙を栄養していれば、箱自体を製品とみなすことができるのも特徴です。

ONE ECO PROJECTでも、グリーンマークの付いたブックカバーが発売されることが決まりました。デザインにも凝っており、古紙だということを感じさせないようなブックカバーとなっておりますので、ぜひチェックしてみてください。
「本のある未来のために。」ONE ECO PROJECTから和紙製ブックカバーが発売!

まとめ:グリーンマークが付いている商品を手に取ろう!

グリーンマークは意識して見ないとなかなか目にとまらないマークかもしれませんが、日用品にも多く付いているため、自分の周りにもないか確認してみましょう。

最後に今回の記事をまとめておきます。

  • グリーンマークは紙のリサイクルの推進や環境の緑化を目的に制定されたマーク
  •  申請には古紙の利用率をクリアしていることが必須
  •  グリーンマークは日用品にも付いているものが多い

グリーンマークの付いている商品を手にすることで、間接的に環境への貢献をしていることになります。自分の周りにグリーンマークの付いている商品に置き換えられそうなものがあれば、ぜひ置き換えて使用してみましょう。