「3Rをするなら子どもと一緒にやっていきたい!」
「小さいうちに3R を習慣づけさせたい!」
3Rは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つのRの総称です。環境問題が深刻化する中で、意識し始める人も増えてきましたが、生活習慣を変えるとなると案外難しいもの。

家族のいる方は子どものうちから習慣づけさせようという方も増えてきました。

子どもと3Rに取り組むと考えるとハードルが高く感じられてしまいそうですが、実は簡単に取り組むことができます。今回は、子どもと一緒に取り組める3Rの具体例について解説していきます。

3Rは家庭で取り組むことに意味はある?

3Rはその場だけではなく、習慣化して続けることに意味があります。そのため、日常生活の中にどれだけ溶け込ませることができるのかが重要になってきます。

マイボトルの持参やレジ袋の削減など、外に出る際に意識できることも多いですが、家庭内で取り組めることも実は多いです。むしろ、家庭内で取り組めることの方が多いと言っても過言ではないでしょう。

というのも日本の家庭ごみの約60%くらいがプラスチックごみとされています。プラスチックは3Rでも重要視されているもののひとつです。

そのプラスチックが多く利用されている家庭内で3Rに取り組む意味は大きいと言えます。できることも多く、難しいことはないため、子どもと一緒に取り組めることも多いです。

家庭で子どもと一緒に取り組める3Rの具体例

過程で子どもと一緒に取り組める3Rの具体例として、どんなことがあるのでしょうか。3Rのそれぞれに当てはめながら考えてみましょう。

最初は一緒に取り組んであげて、慣れてきたら子どもだけでもできるようにしていくと、継続もしやすく、習慣化されます。最初はゲーム感覚で、リスト化しておいてあげると取り組みやすいかもしれません。

どうしたら習慣化されるのかを考えながら取り組んでいくことを意識してみてください。

リデュース:ごみを出さないように心がける

リデュース(Reduce)はごみを減らすということを意味します。家庭内では、ごみを出さないというのは難しいですが、出さないように心がけることはできるはずです。

ごみを減らすといっても、捨てないようにするだけではなく、そもそも無駄になるようなものは買わないようにすることもごみを減らすことにつながります。子どもと取り組む際には、買い物のときに本当に必要なのかを一緒に考えると、常に考える力が身につきます。

また、ごみにならないように、ものを大切に使うということもできることのひとつです。おもちゃなど古くなってしまったものでも、ずっと使い続けることで、新しいおもちゃを買わずにごみを減らすことに繋げることができるでしょう。

外出する際には、マイバッグやマイボトルを持参することも子どものときから意識しておくと、習慣化しやすくなります。

リユース:繰り返し使って再利用

リユース(Reuse)は、一度使用したものを繰り返し使うことを意味します。繰り返し使うことで、ごみの削減にもつなげることができます。

家庭では、壊れてしまったものを子どもと一緒に修理して使ったり、使わなくなった服を友だちにあげるなどして取り組むことができるでしょう。逆に使わなくなったものを貰って、交換式にすることで、周りも巻き込んだリユースの活動をすることができます。

大切なのは、活動の中に楽しさを見出してあげることです。修理することも、交換することも楽しみながら一緒に取り組むことで、続けることが億劫出なくなります。

リサイクル:ごみの分別や回収を仕分ける

リサイクル(Recycle)は、一度使用したものを再度資源に戻すことを意味します。リサイクルをすることで、ごみを減らすだけでなく、新たな資源を使う必要もなくなります。

家庭内ではなかなかリサイクル自体をすることはできませんが、各自治体が行っている活動に参加することは可能です。ルール通りにごみを分別することもリサイクルの一環。資源回収を定期的に行っている自治体がほとんどのため、子どもと一緒に分別してごみを出しに行ったりしましょう。

また、スーパーなどでは、ペットボトル回収をしているところもあります。回収することでポイントが貯まるようなところもあるため、ゲーム感覚で取り組むことができるのもポイントです。

買い物の際に、リサイクルマークの付いたものを選ぶことも取り組みのひとつとして子どもと一緒にできます。

ほかにもレジ袋やプラスチックのカトラリーを断ることも大切

家庭内でできること以外にも、子どもと一緒にいるときにできることは多くあります。代表的なところで挙げると、レジ袋やプラスチックのカトラリーを断ることなどです。

必要ないことを伝えることを子どものときから習慣化させることで、それが当たり前になり、意識せずとも3R に取り組むことができるようになります。本当に自分にとって必要なものなのかを考えることの習慣にもなり、環境だけでなく人としても成長できるようになるのは嬉しいポイントです。

子どもと一緒に3Rに取り組むことで教育にもなる

子どもと3Rに取り組むことで、環境に良い影響があるだけでなく、教育にもなります。3Rは義務教育でも習う範囲であるため、理解度が深まることは間違いないでしょう。

また、常に考える力を身につけることもできるようになり、人として成長するきっかけにもなります。無駄な買い物をすることもなくなるため、経済的にもプラスであるとも言えます。

3Rや環境保全は、SDGsなどで世界的にも注目されていることでもあり、将来的にどんどん規制が強くなることも考えられます。そのときに、今までの習慣を変えるのは労力がかかることです。しかし、習慣化されて当たり前になっていれば、さほど苦労せず切り替えることもできるようになります。

子どもの将来のためにも、今から家庭内でできることを増やしておきましょう。

まとめ:3Rを家庭で子どもと実践してみよう!

子どもと3Rに取り組むことは、環境に配慮できるようになるだけでなく、教育的にも良いことばかりです。最初は難しいと感じることがあるかもしれませんが、ひとつずつ習慣化していくことで、ハードルも徐々に下がっていきます。

やってみて合う合わないがあるのは仕方がないので、できることから始めてみましょう。大切なのは、できることを続けて行うことです。そのためにも、どうしたら習慣化できるのかを工夫しながら取り組むと、子どもと一緒に楽しみながら3Rを続けることができます。

早速、まずは何ができるかを考えて子どもと一緒に取り組んでみましょう。